atelier HIBARI

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At the dark night

世喜(セヒ)の詩

「暗い心に」詩・全世喜



みなさんも思いましたか
明るい心の灯りを消すということは

自分の能力と考えを
なくすようにさせることを

さあ、これから私が詩をひとつ書いてみますね



「暗い夜に」

暗い夜は
真っ暗です

冷え冷えとしています

暗い夜のせいで
私の心も薄暗くなります

そんな時は心の扉を開いて
暖かいロウソクの灯りを頭の中に描きます

すると心の中に明るい灯の光が入ってきます
想像してみてください



「ナラ・ライフ 奈良美智の日々」より
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by atelierhibari | 2014-01-08 09:47 | Things I like

Contemporary Art Festival in Itabashi Art Museum

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発信//板橋//2013
ギャップ・ダイナミクス


知人の画家、中津川浩章さんにお誘いいただき、上記の展覧会を訪れました。
新年にふさわしいテーマの展覧会を拝見し、2011年3月11日のこと、2013年のこと、
そしてこれからのことに思いを馳せることができました。

それぞれの作家の、3.11以降についての思いと表現は様々でした。私は特に、在日韓国人三世の金沢寿美さんの阪神淡路大震災の個人的な経験を文章とインスタレーションで表現した「出窓のカーテン」と中津川浩章さんのペインティング「身体と森はつながっている」「記憶の海・私たちはどこへ行くのか」「光の船団 III」に心を奪われました。


/// 展覧会チラシより

「ギャップ・ダイナミクス」。これは、森林生態学の用語で、生い茂った森林の中で大木が倒れることによって森の頂きにぽっかりあいた穴のような空間(ギャップ)が生まれ、暗かった森のそこに陽光がさし、新たな発芽と成長が移り変わる現象のことです。このギャップを社会につけられた傷のような物と解釈し、今展のテーマとしました。(中省略)「芸術がもたらす生命力とは?」それは社会に起きた事への単なる応答を超えた、新たな端緒を切り開くことになるでしょう。

/// 金沢寿美さん作品のキャプションより

2011年、展示のお話を頂いたのは震災直後の時期だったと思います。
3月11日の出来事は、私にとって「外側から地震を見る」ということを考えさせるものでした。
阪神大震災が起きた時、私は中学3年生でした。
15才だったあの頃から倍の月日が流れた今であれば、もう一度あの瞬間に立ち返り、
自分に見えたものが何だったのか、客観的に捉えることができるのではないかと考えています。
美術館の内外を使い、建物全体を使った広範囲な表現を試みます。

/// 中津川さん作品のキャプションより

「これから世界はとても大きな変化を迎える気がしています。表面的には経済原理優先の変化の兆しのない世界のように見えますが、3.11から人間の内側では大きな変化が起こっています。大震災と原発事故の体験が引き起こしたその激烈な内的変化を日本に生きる人はみな意識・無意識に関わらず切実なものとして感じとっているはずです。

食・地球・国家・自然・生命・愛、以前は存在しているのが当たり前だと思っていたものやことたちについてあらためて考えないわけにはいかない状況です。 政治や経済の状況とは無関係に、個々の内的な変化の高まりは大きなうねりとなって、将来現実的に大きな変化をもたらすことになるのではないでしょうか。

大きな変革を予感しながら生きる者として、あらためて私たちの生きる世界とは何なのか、そして私たちにとってほんとうに今必要なものは何なのか、考える前にまず感じることを通して根本的な意味や価値を含め共有したいと考えています。

3.11という大きな地球規模の欠損に重ねて個人的内的体験の通過という二重のギャップを経験した場所から、絵画とドローイングを展示します。描くことを通じて人間にとって世界とは何かという問いを顕在化します。 」



ーーーーーー



金沢さんの作品を拝見し終わると、コミックエッセイの読後感に似た感覚を覚え
「悲劇は最高の喜劇」という言葉が頭をよぎりました。
15歳の女子中学生の目を通して語られる、最悪な事態の中での家族の滑稽な会話。
最悪な事態が起きても、白いおにぎりを食べて家族みんなが笑って明日を迎える
関西人のユーモアと在日韓国人三世のたくましさが、テキストとインスタレーションとともに
ナラティブに表現されていています。そのとき彼女が見た光景が、私の頭の中に鮮明に映し出され、
その映像は未だに私の頭の中にあり続けます。


中津川さんの作品は2012年に開催された個展「絵画は記憶に似ている」から拝見しています。
今回の作品のキャプションの中にある、

3.11から人間の内側では大きな変化が起こっています
内的変化を日本に生きる人はみな意識・無意識に関わらず切実なものとして感じとっているはずです
個々の内的な変化の高まりは大きなうねりとなって、将来現実的に大きな変化をもたらすことになるのではないでしょうか
私たちにとってほんとうに今必要なものは何なのか
考える前にまず感じることを通して根本的な意味や価値を含め共有したいと考えています

と言う言葉がいつまでも心に残りました。
私たちは何か大きな問題が起きると、その問題を起こした人や企業を咎めたり、
声を高らかに様々な意見を訴えたり、沢山の話し合いがもたれたりします。
決して無駄ではないそのような行為は、私たちの内側で起きている大切なことに光を照らし気づかせるためのきっかけにすぎず、本当に大切なことは、私たちの外ではなく、内にあるということを中津川さんの作品は気づかせてくれます。


ーーーーーー


昨年夏に、山形県の肘折温泉で開催された「ひじおりの灯」というイベントに参加し、
「原始的な唄のようなも」について考えるようになりました。

昨年暮れに、吉祥寺のOUTBOUNDで開催された「第1回 作用」展にて偶然「ひじおりの灯」でお会いした人類学者石倉敏明さんご自身と、写真家田附勝さんの土器の写真と再会し、「作用」に展示されていた作品から
「原始的な唄のようなも」について、再び考える年末となりました。

そして、年始めに「ギャップ・ダイナミクス」を拝見し、私の中で、中津川さんの言葉「個々の内的な変化の高まりは大きなうねりとなって、将来現実的に大きな変化をもたらすことになるのではないでしょうか」という言葉に繋がっていきます。

人々が山や森で暮らすようになったり、山伏の暮らしから日本文化を見直したり、陶芸作家の作品が土偶や土器のようなものになったり、イラストレーターの作品が壁画のようなものになったり、造形作家がサナギや脱皮をテーマにしたり、美術作家が、雪男に興味をもったり、方言について思いを巡らせたり、日本人の、特にものをつくる人々の心が、遠い遠い太古の昔、原点へ回帰しているのを目の当たりにしています。(ピカソもマティスもゴーギャンも岡本太郎もかつてはみんなそうだったね)


私たちの心の中
山、胎内、宇宙
唄い、踊り、祈る
距離、時間、空間を超えて

私たち日本人はどこへ行くのでしょうか
大きな舟にのって
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by atelierhibari | 2014-01-06 16:35 | Exhibition

New Start

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今日から仕事始めという人が多いと思います。
寒さでついだらだらしてしまいがちですが
新たな気持ちで、すっきりとはじめたいものです。
と自分に言いきかせて…
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by atelierhibari | 2014-01-06 11:46 | Everyday life

Blackbird



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by atelierhibari | 2014-01-02 22:22 | Things I like

Resolution for 2014

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2013年は、ただただ忙しい1年でした。
心良く忙しいのなら良いのですが
心を亡くすほどに忙しいようでは
何をやっても意味がないとつくづく感じました。

今年は、心を込めた対応や制作ができるよう心がけたいです。
毎年ながら日々の丁寧な暮らしを目標にしたいです。

「クートラスの思い出」という本を読みました。
ロベール・クートラスという今は亡きフランス人画家の一生が書かれたものです。
20世紀のユトリロとまで言われたクートラスは商業性を重んじる画廊の支持に従い
作品を生産することをとても苦痛に感じ、画廊との付き合いを絶ち、
その果てに、カルトと呼ぶばれる小さな板に個人的な思いを込めた絵を描くことを始めます。

クートラスが画廊との関係に悩みながら商業的、生産的に作品を制作している中
クートラスの友人は彼にこんなことを言います。

「俺たちはアーティストだ、工場で商品を生産しているんじゃないんだぜ!」

この言葉がクートラスをどれほど勇気づけたか。
小さな頃から母親にせかされながら生きてきたクートラスは
自分のペースで自分の絵を描くことが自分にとってどれほど大切なことかを
彼の言葉から知るのでした。

今年はこの話を心に留めながら
自分の内側から湧き出るような作品を
制作することを目標としたいと思います。

あとは昨年とほぼ同じく

版画に向き合う
版画を見ていただく機会を作る
版画の可能性を広げる
リズミカルな生活を送る
十分な睡眠と水分をとる
美味しいものを食べる
美しいものを見る
ストレス源に近づかない
笑顔でいる
朗らかでいる
心地よくいる
寛容でいる
身近な人を大切にする
自身の価値観を持つ
自ら情報を得る

昨年はとうとう車の運転を再開できなかった。
今年も必要がないなら運転しなくてもいいかな….
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by atelierhibari | 2014-01-02 14:41 | Everyday life

Seasonal greetings from atelier HIBARI

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The year of Horse 2014

あけましておめでとうございます。
今年はこれまでの努力がみのり
全ての人に大きな幸せが訪れると信じています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

Wishing you all an incredible happiness for the new year! x

atelier HIBARI
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by atelierhibari | 2014-01-02 13:58 | Everyday life