atelier HIBARI

MANANI

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ロンドンのウォータールー駅からユーロスターに乗りパリの北駅へ
友人を訪ねたのは今から約10年前。たしか2度目の渡仏でした。
その友人に「なっちゃんの好きそうな物を作っている素敵な子がいるよ」と
クリニャンクールの蚤の市にストールを構えるみずきちゃんを紹介してもらいました。

みずきちゃんは日本の浴衣の生地を彷彿とさせるアフリカの生地を使い
バッグや洋服を手作りで制作し販売していました。
(アフリカの生地はその昔、日本で制作されていた時期もあったようです)

日本人によるパリ経由のアフリカ。
パートナーのアフリカ人イスマの故郷、マリとブルキナファソについて
アフリカ音楽、アフリカ料理、フランスでマイノリティーとして暮らすこと
日本に住む家族への思いなど、フランス生活はみんなの思うオシャレできらびやかな側面だけでなく
日本に住んでいれば、見なくてもよいもの、感じなくてはいい感情、しなくてはいい経験が
沢山あるだろうことを、けして多くの言葉を語らないみずきちゃんとの会話からではなく
彼女の作る作品を通して感じることができました。

彼女の作品は、カラフルで、元気で、美しいだけではなく
その裏には彼女の人生そのものが語られています。
その物語りは、楽しいこと、嬉しいこと、辛いこと、悲しいこと、悔しいこと
様々な感情が織り重なっているのです。

みずきちゃんが、パリで暮らすこと、アフリカ人のパートナーに出会ったこと
アフリカ文化に触れたこと、マナニと息子のロウくんが生まれたこと全てが必然。
「アーティストの作品はその人生そのもの」
と感じられるみずきちゃんのマナニが大好き。

そんなマナニのリニューアルに伴い
新しいロゴマークをデザインさせて頂きました。

プリミティブかつストーリー性のあるものを念頭に
絵柄は無骨に紙版画を用いて、
タイポグラフィーは彼女の小学生の息子ロウくんに
書いてもらったものをベースに同じく紙版画で制作しました。

マナニはみずきちゃんと、イスマと、ロウくんが
日本とアフリカとフランスのエスプリを織り交ぜて創りだす世界。
いつまでも多くの人に大切にしてもらいたい。

会った回数は10回未満、沢山の言葉も交わしていない
けれど遠くにいると感じさせないみずきちゃんとマナニのことを
これからも応援したい。近づきたい。そしていつかアフリカへ。


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現在は映画「アメリ」の主人公アメリが住むABBESSES駅近くに
小さな赤いお店を構えています。パリに行く際にはお散歩がてら覗いてみてください。


MANANI



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by atelierhibari | 2013-11-23 12:40 | Work / Project